お墓(墓石)を建てる手順・流れと、その費用について

お墓(墓石)を建てる手順・流れと、その費用について
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お墓(墓石)を建てるまでの手順や流れをまとめました。
お墓の建立や墓石購入を考えている人には、事前に知っておくと良い情報ばかりです。

墓石完成までの手順を簡単にいうと、1.墓地を探す、2.墓地代を支払う、3.墓石の形を決める、4.彫刻する文字の相談、5.墓石工事、6.開眼式(または納骨式)です。

一つ一つの手順をもっと分かりやすく、お金を支払うタイミングなども踏まえて説明していきます。

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墓地を探す

「墓地を探す」は、墓石完成までの流れで、もっとも重要な工程です。
なぜなら、どの墓地を選ぶかによって後の工程における選択肢が決まってくるからです。

石材店の営業トークで、お墓を建てることをよく「家」を建てることに例えられるのですが、ここでもその例えで説明していきたいと思います。

墓地=家でいう「土地」

墓地=家でいう「土地」です。

どの土地を選ぶかで家を建てた後の利便性や過ごしやすさが変わってきます。
また、選んだ土地によって、建てる家の形状や施工業者があらかじめ決まっている場合があります。

「墓地は家でいう土地と同じ」イメージ画像
売り土地のイメージ

墓地選びも、家を建てる土地探しと同じです。

選んだ場所によって、お墓参りのしやすさが変わったり、霊園の方針で墓石の形が決まっていたり、施工する石材店が決まっていることがあります。

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墓地探しはインターネット検索で

ここ10年ほどで、墓地探しはインターネット検索から始めるのが主流となりました。
今では日本全国の霊園や墓地を、たくさん掲載しているポータルサイトが数多く存在します。

お墓のポータルサイトでどこが有名なの?

お墓のポータルサイトといえば、
「いいお墓」「ライフドット」の二強です。

ただし、お墓のポータルサイトには、掲載している墓地と未掲載の墓地があって、サイトによって墓地情報の偏りが見られます。

情報を欠かさず集めるために、
お墓のポータルサイトへの資料請求は 2か所以上で行う事をおすすめします。

一つは全国区で有名なサイト。
そして、もう一つは地域性の高いポータルサイト(あるいは、地域に根付いている石材店のサイト)です。

霊園や墓地の情報は、石材店が握っているといって過言ではありません。もちろん、石材店へ直接、資料請求をすると営業をかけられるので、石材店の営業が要らないという方は、インターネットを上手く活用して墓地探しをしましょう。

なるべく、お墓にかけるお金を抑えたいという方はこちらの記事もご覧ください。

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墓地代を払う

墓地や墓石の代金を払うイメージ

墓地代とは、永代使用料のこと。

墓地が決まると、まず支払う必要があるのは、墓地代です。

墓地代は「永代使用料」と呼ばれます。
基本的に墓地は所有できるものではなく、永代使用権(=決められた期間ずっと使っていい権利)を買うことが、墓地を買うという意味なのです。

家でいう土地は購入すると購入者の所有物になりますが、墓地の場合はあくまで使用権だけを得られるのです。
その墓地を所有しているのは、墓地を管理しているオーナーです。
ここをよく勘違いされる方がいるので要注意です。

永代使用料の他に、管理料も支払います。

管理料とは、賃貸住宅で例えると共益費の役割をもつお金で、霊園や墓地の管理運営に必要な経費です。

多くの場合、年ごとの支払いで1年につき数千円~数万円かかります。墓地の広さや霊園のタイプによって、管理料の金額は変わります。

墓地と墓石の両方をセットで購入したケースでも、優先して支払うことになるのは、墓地代(永代使用料)になります。

なぜなら墓地代を払って永代使用権を得ないと、墓石工事の許可が降りないからです。

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墓石の形をきめる

墓地がきまって墓地代を支払うと、次は墓石の購入の流れとなります。

縦長の和型墓石はもう古い?

墓石の形は「横長が今の主流で、縦長の墓石はもう古い」と聞いたことのある人もいるのではないでしょうか?

主観ですが、従来の縦長タイプの墓石を建てる方は、全体の7割はいます。
特に、関西地方では「和型」とよばれる縦長タイプを選ぶ人がまだ多いです。

ただ、地震などの防災面を考えて「洋型」とよばれる横長タイプの石碑を選ぶ人が増えました。
墓石の金額でみたら、和型とよばれる縦長タイプも、洋型とよばれる横長タイプも、加工や彫刻を必要以上に増やさない限り(要するにスタンダードな形)だと、金額に大差はありません。

横長の洋型墓石のほうが耐震を考えるとやはり安心なので、地震で被害が出にくいお墓を購入したいという方は、横長の洋型墓石を選ぶべきです。
ちなみに、縦長の和型墓石であっても耐震施工ができるようになっているので、昔よりは地震が起きても耐えられるようになっています。

彫刻する文字の相談

墓石に彫る代表的なものは、家名もしくは題目、建てた人の情報(フルネームや建てた年月)、納骨した人の情報(名前・年齢・死亡年月日・戒名法名)、そして家紋です。

近年では家名や題目の代わりに「感謝」や「ありがとう」などの自由な一文を墓石の正面に彫る方もいます。

それぞれの文字を彫刻する場所は、どの墓石もほぼ同じです。

墓石に彫刻する文字と
彫刻する場所
  • 家名もしくは題目→ 墓石の正面
  • 建てた人の情報→ 墓石の裏面
  • 納骨した人の情報→ 墓石の側面(右側面から彫り始めることが多い)
  • 家紋→ 花立や水鉢とよばれる石の正面

家の宗教によって彫刻する文字は異なります。
宗派ごとの墓石について、まとめた記事は下の通りです。

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墓石工事

墓石は注文をして完成するまでに約2〜3ヶ月かかります。

行われる工事は、墓地の土台となる基礎工事、墓地周りの境界線を作る外柵工事、そして墓石の本体工事です。
これらの墓地の区画内で行う工事は、1日か2日の期間があれば済みます。

墓石工事 = 基礎工事 + 外柵工事 + 墓石本体工事

ですが、石材を海外(国内でも地方)で切削や加工や彫刻を行う期間と、墓石の形になった石材を墓地まで運搬する期間で、数週間以上かかります。さらに墓地での工事は、天気にも左右されるので、墓石建立するまでの納期はやはり2,3ヶ月ほど見ておく必要があります。

つまり、納骨式を故人の一周忌に行いたいと考えている人は、一周忌の3ヶ月前から石材店と相談しておくのがベストです

関西では四十九日以内に納骨しないといけないという風習がありますが、「必ず四十九日以内」と決まっているわけではありません。
墓石を一から建立される人は、一周忌や三回忌を目途に納骨式を行うことがほとんどです。

開眼式(または納骨式)

注文した墓石が完成したら、開眼式、または開眼納骨式を行います。

開眼式と書いて「かいげんしき」と呼びます。墓石に入魂を行う仏教的な儀式のことを開眼式といいます。すでに墓石に納骨する故人の遺骨がある場合は、この開眼式と納骨式を同時に行います。霊園や石材店によっては、この開眼式や納骨式のお手伝いもしてくれます。

勤めていた会社では、この開眼式が終了するまでが、墓石を建てた石材店の仕事だと教わりました。

まとめ

墓石建立の流れ イメージ

いかがでしたでしょうか?
このページでは、お墓を建てる手順(流れ)とその費用について、説明してきました。

お墓(墓石)を
建てる手順・流れ
  • 1.墓地を探す
  • 2.墓地代を支払う
  • 3.墓石の形を決める
  • 4.彫刻する文字の相談
  • 5.墓石工事
  • 6.開眼式(または納骨式)

お墓を建てる時に最も大切なのは、やはり墓地決めです。

どの墓地にするかを決めることで、建てる墓石や費用感が決まります。墓地決めの時点で、きちんと情報収集しておくことが大事です。

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