どこで見分けられる?|【日蓮宗】の墓石の特徴

どこで見分けられる?|【日蓮宗】の墓石の特徴
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自分の家系や先祖代々がどの宗派なのか、ご存じですか?無宗教の方や、宗派に属していても日頃からのお寺さんとの付き合いが減ってきた現代、自分の家系や先祖の宗派がどこなのか、自分の宗派を知りたくても分からない、という方がいるようです。

そこで今回は、墓石をみて宗派を知る、墓石店や石材店の豆知識をお伝えします。このページで紹介するのは【 日蓮宗 】の墓石です。

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日蓮宗の墓石を見つける方法

1.墓石の正面文字

墓石で日蓮宗かどうかを見分ける時、まず最初に確認すべきなのは、墓石の正面文字です。正面文字を見るだけで検討がつきます。なぜなら、墓石の正面には宗派の題目が刻まれることがあるからです。

日蓮宗の墓石には「南無妙法蓮華経」という題目が彫られます。「南無妙法蓮華経」はよく髭文字と呼ばれる書体で彫られていることが多く、初見の方は少し読みにくく感じるかもしれません。
髭文字で「南無妙法蓮華経」と彫られていたら、日蓮宗の墓石である可能性が高いです。

ただ、墓石の正面には家の名前が彫られることも多く、そもそも題目がない可能性もあります。

2.墓石の側面や墓標にある戒名をみる

墓石の正面でわからない場合は、墓石の側面に彫られている「戒名」を見ると分かるかもしれません。もし墓石の側面に文字が無ければ、墓標や霊標とよばれる墓石とまた別の石版に彫られている文字を確認してください。

戒名(かいみょう)とは亡くなった後の故人の名前のことを指します。

日蓮宗の戒名には、「妙」「法」「日」といった漢字が使われることが多いです。墓石の側面や墓標に彫られているご先祖の戒名のなかに、「妙」や「法」や「日」が使われていたら、日蓮宗の墓石である可能性が高いことでしょう。

但し題目がないと、日蓮宗の墓石は見分けにくい。

先に説明したように、戒名に「妙」「法」「日」が入っていると日蓮宗の可能性は高いのですが、日蓮宗の墓石だと言い切れません。なので、墓石の正面に「南無妙法蓮華経」の題目がない場合は、本当に日蓮宗の墓石であるかどうか、判断が少し難しいでしょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

日蓮宗の墓石を見分ける、お墓の豆知識をご紹介しました。日蓮宗編のポイントだけをまとめると、次のようになります。

  • 墓石の正面が「南無妙法蓮華経」
  • 墓石の側面などにある戒名に「妙」「法」「日」が入っている。
  • 但し題目がないと、日蓮宗の墓石は見分けにくい。

日蓮宗以外の宗派を、墓石で見分けるには下のページをご覧ください。