令和5年(2023年)も大阪市設霊園の使用者募集が10月から行われました。
しかし令和5年度は、北霊園の使用者募集はありませんでした。
三年に一度のペースでみると、令和6年度に北霊園の募集が行われる可能性が高いです。
まだ北霊園の募集は始まっていませんが、今から準備できることがあります。
ここでは 北霊園の過去の募集期間・申込方法・申込条件・料金など、これまでの北霊園の募集情報を取り上げています。直近7年の使用者募集情報を振り返り、近年の申込みの傾向をみていきましょう。
このページは、将来に大阪市設北霊園で墓地を確保したい方、現在も大阪市内で墓地を探している方のための内容です。(北霊園は、大阪市北区長柄の北斎場の側にある広い霊園のことです。)
公営霊園の募集状況について
自分や家族のお墓を探したいと考えた時、住んでいる市町村が運営管理する墓地、いわゆる、公営霊園から墓地探しを始める方が多いのでは?
公営霊園は民間霊園と比べて、交通アクセスの利便性が良かったり安価な費用で済むところが多く、公営霊園を希望する方は多いです。使用者募集後の抽選も高倍率になりやすく、東京では都立霊園の募集がある度に凄まじい倍率(約4~5倍)を記録し、度々話題になります。
大阪市には公営霊園が4つあります。 北霊園(大阪市北区)、 服部霊園(豊中市)、南霊園(大阪市阿倍野区)、瓜破霊園(大阪市平野区)の4霊園です。
ただしその他にも「大阪市設」の文字がつく霊園はいくつか存在します。ただ、上の4霊園以外は、大阪市が管理しているというよりも、地元や地域の方が管理されている所が多いので、「大阪市の公営霊園」と言うと、上の4霊園の名前が代表として挙げられることが多いです。
特に、服部霊園以外の3つの霊園は、大阪市設の火葬場(斎場)のすぐ側にあるので、たくさんの大阪市民の方がその存在を認知しています。
大阪市設北霊園の募集時期について
大阪市設霊園の使用者募集は、1年に一度、服部霊園、北霊園、瓜破霊園のいずれかの霊園で行われます。数年に一度募集を行われる霊園もあれば、毎年募集がある霊園もあるのです。※令和5年度は阿倍野の南霊園でも十数年ぶりの募集が行われました。
どの霊園で募集が始まるかは決まったルールは無く、受付開始の数か月前に知ることができます。
そこで気になるのが、前年度に募集があったかどうかです。次のリストは、北霊園の募集時期を7年前から振り返ってまとめたものです。
直近7年間でみると、北霊園の募集は3,4年に一度のペースで行われています。
使用者募集の情報は、大阪市環境局のサイトや大阪市役所のサイト、または、大阪市が発行している広報誌を通して知ることができます。受付開始日の数か月ほど前に告知されます。
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大阪市設北霊園の概要
大阪市設北霊園は、通称、北霊園(きたれいえん)と呼ばれています。北霊園という名称よりは「北斎場の近くにある大きな霊園」と認識している方がほとんどのようです。
北霊園の最寄り駅は、阪急・大阪メトロの「天神橋筋六丁目」駅です。駅からは徒歩で約7分の距離になります。他の大阪市設霊園と比べると、最も利便の良い霊園だと言えます。大阪市内からお参りしやすい立地に霊園があることから人気が高く、墓地使用者の募集が行われると倍率は少し高めです。
北霊園の地図
大阪市設北霊園の申込方法について
北霊園の申込方法も、7年前から遡ってまとめてみました。
大阪市設霊園の申し込みは、募集情報が告知されたら配布される冊子の中の専用申込書が必要となります。
令和5年度に行われた北霊園以外の大阪市設霊園の申し込みでは、インターネット申込が可能となりました。恐らく次回北霊園の募集が行われる際は、郵送での申請、インターネットでの申請、もしくは管理事務所へ用紙を持参する方法のいずれかになると思われます。
大阪市設北霊園の申し込み条件について
申し込み条件とは、申込者本人に対して定められた応募するための条件になります。その条件を満たした方の申し込みしか認められません。
北霊園の申し込み条件は、過去ずっと同じ条件で、変化はありません。申し込み条件は下記の通りです。
大阪市設北霊園の墓地区画の料金について
墓地区画の料金とは、いわゆる墓地代です。ただし、墓地代とは、「墓地の使用権を所有するための代金」を意味するので、後々に墓地の土地を転売することは出来ません。ご注意ください。
北霊園の募集区画は、すべて「返還墓地」と言って、一度は誰かの名義になった墓地が不要になり、大阪市に返されて再募集をかけれている状態です。
返還墓地というとイメージされるのが、前の名義人がお墓を建てていたがお墓が不要になったので撤去しているケースです。ただ、前の名義人がお墓を建てずに墓地だけを入手したが不要になって返還したというケースもあります。稀に、返還墓地だと知って落胆される方もいますが、必ずその区画にお墓が建っていたというわけでもないのです。また、お墓が建っていたとしても、区画内の土地は綺麗に整地されているので、返還墓地だからといって気にされることもありません。
北霊園の墓地の単位は、1霊地=0.58㎡(76cm×76cm)です。2霊地の区画を選ぶと、1霊地の二倍の使用料と管理料を支払うこととなります。ほかの大阪市設霊園とくらべて、墓地区画の広さが違うので要チェックです。
なお、これまで北霊園の使用料や管理料に変動ありません。
大阪市設北霊園の募集区画数について
続いて、これまで募集が行われた時の、北霊園の募集区画数とお伝えします。
北霊園を見渡すともっと空いているように思われる方が多いですが、墓石を建てずに墓地だけを確保されている使用者の方がいらっしゃったりするので、安易に土地が空いているから募集があるという判断はできません。
大阪市設北霊園の永代供養・合葬式墓地について
北霊園に永代供養や合葬式墓地はありません。大阪市設霊園の中では、瓜破霊園(平野区)に合葬式墓地があるのみで、大阪市設の永代供養はございません。
もし永代供養を希望される場合は、近くのお寺さんの墓地や民間霊園を検討されることをオススメします。
石材店をお探しの方には【墓石ナビ】をおすすめします。
海洋散骨の資料請求【最後に】北霊園の募集がない今のうちに、色んな霊園を見学してみるべき。
いかがでしたでしょうか?
ここまで過去の北霊園の募集情報を振り返ってきました。
繰り返しますが、令和6年度(2024年)は北霊園の募集が行われる可能性が高いです。
あくまで予測ですが…。
それまでにできる準備があります。
次の北霊園の募集までに別の霊園へ見学してみることです。墓石を含めた値段・費用感などを知っておくと、北霊園でお墓を建てるときの参考になります。もしかすると北霊園よりも理想的な霊園に出会える可能性だってあります。
令和5年度の大阪市設霊園の受付期間は11日間でした。その前年は8日間だったので、平均して一週間ちょっととなります。そのなかで、別の霊園に見学へいく時間はなかなか持てません。
もし、北霊園以外を知らない、北霊園しか考えてこなかったという方がいれば、募集のない今のうちに別の霊園へ見学してみることをおすすめします。
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