大阪市天王寺区にある聖徳太子ゆかりのお寺、四天王寺では、事前予約なしで、当日に納骨をすることが可能です。
ただ、きちんと必要な書類やものを持参しないと、当日納骨を受け付けてもらえません。せっかく四天王寺にお骨まで持ち出したのに、準備不足で忘れ物をしてしまっては大変です。
そこで、今回は大阪の四天王寺で、当日納骨をするために必要な書類やものを分かりやすく説明していきます。
当日納骨で持っていく物
下の一覧が、四天王寺の当日納骨するのに必要な持ち物です。
納骨するには、これらを持って、六時堂という境内のお堂へ持参します。その六時堂で、受付と納骨をすることになります。
六時堂への行き方は、次の動画やページで詳細に書いています。
それぞれの必要なものについて、ここから詳しく説明します。
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火葬許可書(もしくは改葬証明書)
納骨が初めてという方は、聞き慣れないものだと思います。
火葬許可書は、その焼骨がだれの骨であるかを示す書類になります。
葬儀の後、火葬場で渡される書類で、大抵の場合、骨箱の中に骨壷といっしょに入っています。受け取った心当たりが全くないという方は、一度骨箱のなかをチェックするのがよいでしょう。
火葬許可書のコピーを提出をすることはできません。火葬許可書は納骨するときのために使う書類になるので、コピーでなく本書を提出する必要があります。
墓じまいの場合は、火葬許可書の代わりに改葬証明書を入手する必要があります。ちなみに、改葬証明書を入手するのは少々ややこしいので、早めから準備しておくことがよいでしょう。
施主の印鑑
この場合の「施主」とは、納骨を主に執り行う代表の人を指します。
なお、施主がもし親族でない場合は、事前にお寺へ申し出ておく必要があります。
戒名や法名(無くてもOK)
戒名や法名とは、お寺さんからいただく、亡くなった後の故人の名前です。戒名と呼ばれることが一般的ですが、浄土真宗の方はを法名(ほうみょう)などと呼びます。宗教によって呼び方が違います。
戒名(法名)をお寺さんからいただくとなると戒名代をお渡しすることになるので、近年では、亡くなった後も俗名を使う方が多くなってきています。
四天王寺でも戒名や法名を持っていない方は、俗名を伝えるだけで、納骨することができます。
納める方の俗名や死亡年月日や亡くなった年齢
俗名(ぞくみょう)とは生前のフルネーム・氏名のことです。ほかにも死亡年月日や数え年で亡くなった年齢が申込みに必要となります。亡くなった年齢のことを、享年(きょうねん)や行年(ぎょうねん)といいます。
自宅に位牌があれば、そこへ記載されているので、納骨の受付にいくときは、戒名(法名)を含めた位牌の写しを持っていくと便利です。
施主の住所や氏名、電話番号
申込みを行う施主の情報です。四天王寺に遺骨を預けたあとに行われる法要の案内などに使われます。
納骨費用の 15,000円
四天王寺は1体の納骨にあたり、納骨回向料10,000円〜と納骨法要時の回向料5,000円で、最低でも15,000円が必要となります。両方の費用を納骨の受付時に持参してお渡しします。
骨壺に入った遺骨
ほかの物を準備するのに一杯一杯で、忘れがちなのが遺骨です。
遺骨は骨箱ごと預けることができます。
墓じまいをして四天王寺に納骨をしたいという方は、遺骨は必ず骨壷へ納める必要があります。また、その骨壷のなかの遺骨は、乾燥していなければなりません。
まとめ
以上が、四天王寺で当日納骨するときに必要な物です。
墓じまいをして四天王寺に納骨したいという方は、準備するものが新仏を納骨するのと比べて、複雑です。事前に四天王寺へ伺うか、墓石を解体する石材店や墓じまいをする霊園に確認しておくのがよいでしょう。
四天王寺の納骨受付場所は、六時堂とよばれるお堂です。入り口から六時堂までの道を動画にまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。
四天王寺の納骨と永代供養については、こちらのページで詳しく説明しています。
四天王寺以外での納骨もお考えの方は、次のページも参考になります。
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