一心寺の遺骨受け入れ制限の背景
遺骨の納め先として、大阪で有名な寺院である一心寺(いっしんじ)では、令和3年(2021年)1月1日より、遺骨受け入れを制限することになりました。
制限であり、遺骨の受け入れが禁止になるわけではありません。
大阪市天王寺区にある坂松山 一心寺は、お骨仏のお寺として有名です。一心寺に納められる遺骨は、十年に一度造立されるお骨仏の一部として、お寺でずっとお祀りされます。
一心寺の地図
近年、田舎のお墓をしまってご先祖様のお骨を納めるお寺として、大阪や関西圏で、一心寺は大変有名でした。どんどん納骨数が増加し、手に負えなくなったようです。
お墓の引っ越し(改葬)や墓じまいの件数増加が留まることを知らず、一心寺もお骨仏に造立される限界が近づいた事、、境内にお墓参り客や観光客が溢れるようになったことなど、遺骨の受け入れ制限を決定されたようです。
特に、お墓の引っ越し(改葬)や墓じまいされた遺骨の受け入れは一切禁止となりました。一度お墓(土の中)に納められていた遺骨は土や石などが混じることがあり、粉末化することが困難だからです。
ただし、この一心寺の遺骨受け入れ制限は、令和3年(2021年)の1月から施行されるので、令和2年(2020年)中は従来通りお骨の受け入れは可能です。お墓の引っ越しや墓じまいの決心がつかなかった方は、これを機に、令和2年(2020年)の間に済まされることをオススメします。
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制限前の条件(令和2年まで適用)
胴骨も小骨も納骨可能。
改葬証明書のある遺骨の受け入れも可能。
制限後の条件(令和3年より適用)
小骨壺(直径9cm以下×蓋を含めた高さ11cm以下)のみ納骨可能
なお、骨壺の大きさに関係なく改葬された遺骨は受け入れ不可。
令和4年4月より一心寺の納骨冥加料等が値上がりします。詳しくは下記のページでご確認ください。
なお、上記金額の違いは、納められる方のお気持ちで決めることができます。
しかし、一心寺と同じ価格帯でお骨を納骨できるお寺は、他にもございます。次はそちらをご紹介します。
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