全国の有名寺院にお墓や永代供養はあるの?ないの?を調査していきます。今回のお寺は、東京都中央区築地にある築地本願寺(つきじほんがんじ)です。インドの建築様式を模した外観やパイプオルガンの演奏ができるなど、見どころの多いお寺ですが、築地本願寺には墓地はあるのか、永代供養はあるのか、といったお墓の事ってあまり知られていないですね。
そこで、東京・築地本願寺にお墓や永代供養があるのか、築地本願寺の見どころや歴史や宗派についてを調査しまとめました。
このページは、東京でお墓や永代供養を探している、築地本願寺に納骨したい、とお考えの方へ向けた内容です。
東京・築地本願寺とは
築地本願寺は、東京都中央区にある京都の西本願寺を本山とする浄土真宗のお寺です。
東京の築地本願寺までは、地下鉄を利用するアクセスがおすすめです。
東京メトロ日比谷線の「築地」駅が、最寄り駅になります。1番出口から出るとお寺は駅に直結しています。また、東京メトロ有楽町線「新富町」駅や都営地下鉄浅草線「東銀座」駅や都営地下鉄大江戸線「築地市場」駅からも近く、徒歩約5分で着きます。
車での参拝も可能ですが、駐車台数に限度があるので公共交通機関を使う方が間違いありません。
東京・築地本願寺にお墓はある?
東京の有名寺院、築地本願寺にお墓(霊園や墓地や納骨堂など)があるのかどうかを調べてみました。
調査したところ、築地本願寺が運営しているお墓があります。
近年お墓の種類は多種多様になってきています。一般的な墓石や納骨堂や樹木葬などと、一言で「お墓」と言っても色んなお墓の形が存在します。
東京の築地本願寺が運営しているお墓のタイプは、墓石タイプ(墓標として石を建てその石の下に埋葬する)と納骨堂タイプ(建物の屋内に遺骨を収蔵する)に分けられます。
築地本願寺の境内には、納骨堂と合同墓があります。その他には、京王線明大前駅近くの和田堀廟所には納骨堂と一般墓地があり、JR総武線両国駅近くの慈光院には納骨堂があります。
納骨堂や一般墓地は言葉のままで理解しやすいかと思いますが、築地本願寺の合同墓(ごうどうぼ)は、他のお墓と違って特徴的なので、補足を伝えておきます。
合同墓と聞くと、複数の方と同じお墓を使用する合葬合祀タイプをイメージしますが、築地本願寺の合同墓は、遺骨はすべてパウダーにして個別のお骨袋に入れた状態で納骨堂に収蔵されます。合葬合祀タイプのお墓のように、他の方の遺骨が混ざることがありません。また、納骨用の個別スペースが準備されているので、どの遺骨が誰の遺骨なのかを判別できます。
また、築地本願寺でお墓を持つ場合、過去の宗派は問いませんが、墓前の法要や読経は全て浄土真宗本願寺派の儀礼で行うと決まっています。大げさな表現になりますが、築地本願寺にお墓を持ちたいけど浄土真宗でないという方は、お墓を申し込む時に改宗する必要があります。逆に言うと、今までが浄土真宗でなくても築地本願寺でお墓を持つことができるというわけです。
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東京・築地本願寺に永代供養はある?
続いて、築地本願寺に永代供養はあるのかどうかを調べてみました。
調査したところ、東京の築地本願寺で永代供養はできます。補足すると、永代供養という言葉で案内されていませんが、永代供養と近しい内容の制度が利用できます。
今一度、ここで確認しておきたいのが、永代供養の意味です。永代供養とは、様々な理由によってお墓参りにいけない遺族に代わり、お寺や霊園がずっと供養することです。
気を付けるべきなのが、永代供養は何もお墓や遺骨に限って行うものではありません。お寺によっては、故人の戒名・法名を記入した位牌や過去帳を祀ってずっと供養することを、永代供養と呼んでいる場合があります。
すなわち、永代供養にも様々な種類と形があるので、希望のお寺がどこまでどんな供養をしてくれるのかなど、永代供養の中身まできちんと確認しておくべきでしょう。
本題に戻りますが、築地本願寺では全てのお墓(納骨堂・合同墓・一般墓地)に永代供養をつけることができます。
ただ、築地本願寺では「永代供養」という言葉を使わず、永代特別措置という名前で案内されています。永代供養というよりは、跡継ぎが居なくなった後にお寺がお墓の管理をする、という意味であえて永代特別措置という言葉が使われているのではないかな、と思います。
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この先は、東京・築地本願寺の見どころや歴史、宗派について紹介していきます。
東京・築地本願寺の見どころと特徴
東京の築地本願寺の見どころは、やはり、インドの建築様式を模した外観があったりパイプオルガン演奏ができたりなど、ユニークな寺院であることです。お寺と思えない外観をみて、参拝客や観光客は驚きます。
築地本願寺の建物は、インドなどのアジアの古代仏教建築を模した外観や本堂入り口のステンドグラス、数多くの動物の彫刻などが特徴的です。オリエンタルな雰囲気は、まさにシルクロードを伝わる仏教伝来のルーツを感じさせます。
一方、内観においては僧侶のお勤めスペースよりも本堂内の参拝スペースの方が広く、中央正面にご本尊である阿弥陀如来を安置しているなど、伝統的な浄土真宗寺院の造りになっています。
また、近年話題になっている築地本願寺の18品の朝ごはんもお立ち寄りポイントです。この朝ごはんメニューは、境内にあるオシャレカフェ「Tsumugi」で食べることができます。
東京・築地本願寺の歴史や伝説
築地本願寺は、1617年に浅草近くに創建されましたが大火事で焼失し、その後、現在の場所に再建されました。当時、現在の場所は海上だったので、海を埋め立てて土地を築いたたことが「築地」という名称の由来となっています。
1923年には関東大震災に伴う火災により再度本堂が焼失しましたが、1934年に再建し今の本堂が建立されました。
2014年には、本堂および石塀と三門門柱が国の重要文化財に指定されています。
東京・築地本願寺の宗旨宗派
築地本願寺は、京都の西本願寺を本山とする浄土真宗本願寺派の寺院です。創建当時も西本願寺の別院として建てられました。ご本尊は聖徳太子の手彫りと言い伝えられる阿弥陀如来立像です。
【まとめ】築地本願寺にお墓や永代供養はあるの?
いかがでしたでしょうか。
築地本願寺には、納骨堂や一般墓地など、沢山のお墓が存在します。全てのお墓において永代供養をつけることも可能です。
東京で有名寺院に納骨したいとお考えの方にはおすすめのお寺です。
築地本願寺でお墓を持つ際に、注目すべきポイントとしては、その後のお墓に関する法要や読経は、浄土真宗の儀式に従って行われるという点です。この件は事前に、親族や家族と相談しておくことが良いでしょう。
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