全国の有名寺院にお墓や永代供養がある?ない?を調査しています。
今回は、栃木県の日光東照宮(にっこうとうしょうぐう)です。徳川家康のお墓があることでも有名な神社ですが、日光東照宮に墓地はあるのか、永代供養はあるのか、といったお墓に関する事ってあまり知られていないですね。
そこで、栃木県・日光東照宮にお墓や永代供養があるのか、それと加えて、日光東照宮の見どころや歴史や宗旨宗派についてを調査してまとめました。
このページは、栃木県でお墓や永代供養を探している、日光東照宮に納骨したい、とお考えの方へ向けた内容です。
栃木県・日光東照宮とは
日光東照宮は、栃木県日光市にある神社です。江戸幕府初代将軍、徳川家康を神格化した東照大権現(とうしょうだいごんげん)を主祭神としてお祀りしています。
「日光の社寺」として世界遺産にも登録されています。現在の社殿群のほとんどが、江戸幕府3代将軍徳川家光によって建て替えられたものです。日光東照宮の境内には国宝8棟、重要文化財34棟を含む55棟の建造物が並びます。その建物の豪華絢爛な美しさは圧巻です。建物には漆や極彩色がほどこされ、柱などには様々な彫刻が施されています。
栃木県の日光東照宮までは、車でのアクセスがおすすめです。JR日光駅や東部日光駅からバスもありますが、最寄りのバス停留所から境内まで少し歩くことになるので、車で来て参拝者用の駐車場を利用されることをおすすめします。
栃木県・日光東照宮が運営しているお墓はあるの?
「お墓」と一括りに言っても、お墓には色々な種類があります。最も一般的なのが、墓標として石を建てその石の下に埋葬する、墓石タイプのお墓です。そしてその次に、建物の屋内に遺骨を収蔵する納骨堂タイプのお墓、墓標として木を植えてその木の周りに埋葬する樹木葬タイプのお墓、複数の遺骨とともに共同で埋葬する合葬合祀タイプのお墓などがあります。
ここでは、上のいずれかのタイプで、栃木県の日光東照宮が運営しているお墓、もしくは霊園・墓地があるのか、ないのかを調査しています。
調査の結果、栃木県の日光東照宮が運営しているお墓(霊園)はあります。
日光東照宮が運営している霊園は、日光東照宮霊園「春秋の郷(しゅんじゅうのさと)」といいます。日光東照宮の境内からは車で約25分の、日光市薄井沢に位置します。本殿から少し離れていますね。
宗派を問わないので、どなたでも使用できる墓地です。日光東照宮霊園では墓石タイプのお墓を持つことができます。
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栃木県・日光東照宮に永代供養はあるの?
では、永代供養はどうなのでしょうか。
永代供養とは、様々な理由によってお墓参りにいけない遺族に代わって、お寺や霊園が遺骨の管理と供養をしてくれることを言います。
ここでは「遺骨」と言いましたが、お寺が行う永代供養の中には、遺骨に対する供養に限らず、位牌などの故人を象徴するものに対する供養を指すことがあります。すなわち、お寺に永代供養があるという情報だけでなく、その永代供養が、遺骨を納骨できるタイプなのか、位牌のみのタイプなのかも確認する必要があります。
調査の結果、栃木県の日光東照宮では永代供養はできません。日光東照宮が運営している日光東照宮霊園にも永代供養はありません。
日光東照宮は、仏教のお寺と違って、神様をお祀りしている神社なので、基本的に供養や法要といったことを行いません。なので、永代供養という制度がないのだと思われます。
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この先は、栃木県・日光東照宮の基本情報や歴史や見どころについて紹介していきます。
栃木県・日光東照宮の見どころと特徴
栃木県の日光東照宮の見どころや特徴は、主に2つあります。一つ目は社殿にある動物像です。二つ目は徳川家康公の墓所です。
見どころ一つ目は、社殿にある動物像です。日光東照宮の社殿は、豪華絢爛なものばかりで、どこを見ても目を惹かれます。その建物の中で、ところどころ見かける木彫りの動物像は特に人気で、それぞれ平和を象徴していると言われています。日光の木彫像の中では、眠り猫がよく知られています。また「見ざる、言わざる、聞かざる」で三猿も有名な像の一つです。
そして、見どころ二つ目である徳川家康のお墓は、日光東照宮の奥社にあります。日光東照宮の奥社宝塔は、徳川家康の墓所とはいうものの、徳川家康の遺体があるかどうかは定かでないと言われています。実は、徳川家康のお墓の場所に関する諸説は複数あり、本当に埋葬されているお墓がどこにあるかはいまだ解明されていないからです。いくつかの諸説の中でも、静岡県の久能山東照宮にお墓があるという説と、栃木県の日光東照宮にあるという2つの説は有力視されています。
栃木県・日光東照宮の歴史や伝説
日光東照宮は、1617年に完成した徳川初代将軍 徳川家康公を主祭神にお祀りしている神社です。1616年、家康公は駿府城(今の静岡県静岡市)で75歳の生涯を終え、直ちに久能山にて神葬されました。そして、家康公の遺言により、翌年1617年に久能山より現在の日光の地に移されて、お祀りされたと言い伝えられています。そして、その場所を東照社として鎮座した後、東照宮と呼ばれるようになりました。
なお、現在の主な社殿群は、3代将軍家光公によって、1636年に造り替えられたものです。
栃木県・日光東照宮の宗教
1869年の神仏分離により、日光は神社の東照宮・二荒山神社、寺院の輪王寺の二社一寺の形式に分立しました。現在も、東照宮と輪王寺の間で帰属について係争中の施設が一部にあります。1873年に別格官幣社に列せられて、第二次世界大戦後は神社本庁の別表神社となっていたが、1985年に神社本庁を離れて単立神社となっています。
【まとめ】日光東照宮にお墓や永代供養はあるの?
いかがでしたでしょうか。
総まとめしますと、日光東照宮には日光東照宮霊園という管理霊園があるので、そこでお墓を建てることができます。ただし永代供養はできません。また、日光東照宮から日光東照宮霊園までは、車で約25分ほど距離が離れています。ですが、日光東照宮が宗教法人として管理しているれっきとした霊園です。徳川家康ゆかりの日光の地にお墓を持ちたいとお考えの方は、日光東照宮霊園を検討してみてください。
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