【全国の有名寺院にお墓や永代供養はあるの?ないの?】を調査します。今回のお寺は、室町幕府八代将軍の足利義政が造営したといわれる京都の観光寺院「銀閣寺」です。正式名称は慈照寺です。金色に輝く金閣寺とは対照的に、シックで落ち着いた印象を受ける銀閣寺ですが、銀閣寺(慈照寺)が何宗のお寺なのか、墓地はあるのか、といったお墓に関する事ってあまり知られていないですね。
そこで、京都・銀閣寺の見どころと、少し視点を変えて、銀閣寺の宗派、お墓と永代供養について調査しました。このページは、京都でお墓や永代供養を探している、銀閣寺(慈照寺)に納骨したい、とお考えの方へ向けた内容です。
京都の銀閣寺のお墓と永代供養について触れる前に、まずは、銀閣寺(慈照寺)の基本情報や見どころを紹介します。
京都・銀閣寺(慈照寺)とは
京都の銀閣寺は、京都市左京区にある臨済宗相国寺派のお寺です。正式名称は「東山慈照寺」です。日本の歴史の教科書にも必須の有名寺院です。
銀閣寺(慈照寺)の創建は、室町幕府八代将軍の足利義政がきっかけとされ、京都の東山文化を象徴する建造物です。
車で20分ほど離れた場所に、金閣寺があるので、修学旅行生などは金閣寺と銀閣寺(慈照寺)のセットで訪れることが多いようです。
火災で焼失し再建された金額寺と違って、銀閣寺(慈照寺)には当時のまま残っている建造物があります。また、華やかな金閣と対照的な銀閣は「わび・さびの銀閣」とも呼ばれて、質素で落ち着いた雰囲気があります。
1994年には「古都京都の文化財」の一部としてユネスコ世界遺産に登録されています。
銀閣寺(慈照寺)へのおすすめの行き方・アクセス方法は、京都駅からバスです。
京都市バス「銀閣寺道」バス停を下車して、徒歩5分で銀閣寺に到着します。相国寺や金閣寺からもバスが出ているのでアクセスが便利です。車の場合、銀閣寺専用の駐車場はないので、近隣にいくつか駐車場があるのでそちらを利用してください。
銀閣寺は哲学の道の終点付近にあるので、平安神宮や南禅寺から哲学の道を歩いて、最後に銀閣寺(慈照寺)へ訪れる方もいらっしゃるようです。
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京都・銀閣寺(慈照寺)の見どころと特徴
京都の銀閣寺(慈照寺)の見どころは、2つあります。
まずは、銀閣寺(慈照寺)の庭園は見どころです。庭園に光る苔が綺麗と人気です。また広い庭園ですが手入れが行き届いています。銀閣寺(慈照寺)の庭園はとても有名で、国の特別史跡や特別名勝に指定されています。
そして二つ目が、室町時代の書院造の当時のままで見られることです。銀閣寺(慈照寺)の境内にある観音殿と東求堂は、再建された建築物ではなく当時のまま残っています。特に観音殿は、銀閣とよばれるお堂のことで銀閣寺を象徴する建物です。歴史の教科書でもよく紹介され、銀閣寺(慈照寺)の特徴、わび・さびを感じることができます。なお、観音殿と東求堂は国宝に指定されています。
京都・銀閣寺(慈照寺)の歴史や伝説
京都の銀閣寺(慈照寺)の起源は、室町幕府八代将軍の足利義政によって造営された山荘の東山殿とされています。足利義政が亡くなった後、義政を弔うために臨済宗の寺院となり、義政の院号慈照院にちなんで、慈照寺と名付けられたそうです。
足利義政はたいへん美意識の高い方だったと言われていて、生涯をかけて自らの美意識の全てを山荘東山殿(現在の慈照寺)に投影したと言われております
1952年、銀閣寺(慈照寺)の庭園が国の特別史跡・特別名勝に指定され、1994年にはお寺自体が「古都京都の文化財」として世界遺産に登録されています。
京都・銀閣寺(慈照寺)の宗旨宗派
銀閣寺(慈照寺)は臨済宗相国寺派の塔頭寺院です。ちなみに、金閣寺も相国寺の塔頭寺院にあたります。
本山である相国寺は、京都市上京区にある本山寺院です。末寺は日本各地に約100か寺あります。なお、相国寺は室町幕府三代将軍、足利義満によって創建されたお寺です。
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【本題】京都・銀閣寺(慈照寺)にお墓はあるの?
結論から言いますと、京都の銀閣寺(慈照寺)にはお墓はありません。墓地や霊園もないようです。
「お墓」と一括りに言っても、お墓には色々な種類があります。最も一般的なのが、墓標に石を建てて石の下に埋葬する墓石タイプのお墓です。そしてその次に、建物の屋内に遺骨を収蔵する納骨堂タイプのお墓、墓標に木を植えて周りに埋葬する樹木葬タイプのお墓、複数の遺骨とともに共同で埋葬する合葬合祀タイプのお墓などがあります。
銀閣寺(慈照寺)には、上で説明したお墓タイプのいずれもないようです。ちなみに銀閣寺を造営した足利義政のお墓は相国寺にあります。
格安葬儀の資料請求をする!京都・銀閣寺(慈照寺)に永代供養はあるの?
結論から言いますと、京都の銀閣寺(慈照寺)では永代供養はありません。
有名寺院の中でも永代供養を行っているお寺もありますが、銀閣寺(慈照寺)は行っていないようです。
永代供養とは、様々な理由でお墓参りにいけない遺族に代わって、お寺や霊園が遺骨の管理と供養をしてくれることを言います。
ここでは「遺骨」と言いましたが、お寺が表現する永代供養の中には、遺骨に対する供養に限らず、位牌などの故人を象徴するものに対する供養を指すことがあります。すなわち、お寺に永代供養があるという情報だけでなく、その永代供養が、遺骨を納骨できるタイプなのか、位牌のみのタイプなのかも確認する必要があります。
銀閣寺(慈照寺)には、上で説明した永代供養タイプのいずれもないようです。
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【まとめ】銀閣寺(慈照寺)にお墓や永代供養はあるの?
いかがでしたでしょうか。
銀閣寺(慈照寺)は、室町幕府の八代将軍 足利義政の意向で造営された山荘を開山してお寺となりました。そういった経緯からか、境内にはお墓もなく、永代供養も行っていないようです。
京都にある有名寺院で、お墓を申し込めたり永代供養ができるお寺は、他にあります。ぜひお墓や永代供養を探されている方は、他の寺院を検討してみてください。
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