見どころまで紹介!奈良・法隆寺にお墓や永代供養はあるの?

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【全国の有名寺院にお墓や永代供養はあるの?ないの?】を調査します。今回のお寺は、聖徳太子ゆかりの奈良の観光寺院「法隆寺」です。世界遺産にも登録されているお寺ですが、法隆寺が何宗のお寺なのか、お墓や墓地のことってあまり知られていないですね。
そこで、奈良・法隆寺の見どころと、少し視点を変えて、法隆寺のお墓や墓地、永代供養について調査しました。

このページは、奈良でお墓や永代供養を探している、法隆寺に納骨したい、とお考えの方へ向けた内容です。

法隆寺のお墓や永代供養について触れる前に、まずは、法隆寺の見どころなどを詳しく紹介します。

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奈良・法隆寺とは

法隆寺(ほうりゅうじ)は、奈良県生駒郡斑鳩町にあるお寺で、607年に聖徳太子(しょうとくたいし)が創建したとされています。斑鳩寺(いかるがでら)などとも呼ばれます。

法隆寺にお墓ある?ない? 法隆寺のイメージ
法隆寺イメージ画像

法隆寺は一度全焼したとされており、奈良時代初頭までに飛鳥時代の様式で再建されています。これが世界最古の木造建築群・西院伽藍(さいいんがらん)です。
西院伽藍の中には、五重塔や金堂などがあります。五重塔の最下層では、お釈迦様の説話から4つの場面を表した群像が見られます。また、東院伽藍(とういんがらん)には夢殿や舎利殿などがあり、舎利殿に安置されているのは2歳の聖徳太子が合掌した際、その手から出現したというお釈迦様の遺骨です。

法隆寺へのおすすめの行き方・アクセス方法は、駅からの徒歩です。最寄り駅のJR法隆寺駅から徒歩20分と、歩くには少し遠く感じますが、斑鳩町の風情を感じながら散歩感覚で訪れることができます。

法隆寺にお墓ある?ない? JR法隆寺駅の写真
JR法隆寺駅/駅構内

歩くのはちょっと、と思われる方は、法隆寺駅周辺のレンタル自転車を借りて訪れるのもいいと思います。なお、法隆寺専用駐車場はありません。車の場合は近くの民営駐車場を利用することが多いです。
拝観料は、他の有名寺院と比べると少し高めの値段設定になっています。修学旅行で一度訪れて、その何十年後に大人になって再び訪れるといった方が多いようです。

法隆寺の基本情報
  • 名称:法隆寺
  • 住所:奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺山内1-1
  • 交通アクセス:JR「法隆寺」駅から徒歩約20分
  • 宗派:聖徳宗
  • 拝観時間:朝8:00~夕方16:30(季節によって変わります)
  • 拝観料:個人一般1,500円、小人750円
  • 駐車場:なし

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奈良・法隆寺の見どころと特徴

法隆寺の見どころ・特徴を二つにまとめてみました。
まずは西院伽藍の五重塔です。国宝に指定されています。飛鳥時代の当時に建てられた物とは感じられないほどの大きく立派な塔です。飛鳥時代の建築様式が使われています。迫力ある五重塔をみて参拝者は感動されます。
五重塔の最下層の心中は四方に洞窟のような舞台が造られ、お釈迦様の説話から4つの場面を表した群像が見られます。

そして二つ目の見どころは、大宝蔵院の百済観音堂(くだらかんのんどう)です。こちらも日本の国宝です。飛鳥彫刻を代表とする木造の仏像です。容姿は細身で九頭身の観音様です。仏像の高さは209.4cmにも及ぶとされています。こちらは大宝蔵院と呼ばれる国宝や文化財などが多数見学できる建物の中に置かれています。大宝蔵院にはその他にも玉虫厨子や壁画なども見ることができます。拝観料を払っていると大宝蔵院の見学は可能です。

奈良・法隆寺の歴史や伝説

奈良の法隆寺は、飛鳥時代に創建されたお寺です。飛鳥時代に推古天皇(すいこてんのう)と聖徳太子が創建したといわれています。聖徳太子は、都を置いていた飛鳥の地から斑鳩へ遷都することを決め、601年から斑鳩宮を造営しました。その後、亡くなった父(用明天皇)のためにお寺の建立を決められ、607年に完成したのが法隆寺です。

「日本書紀」には、創建後に一度全焼したと記されており、現在の法隆寺の建造物は再建されたという説が広まっています。明治時代には学者たちの間で、法隆寺は全焼して再建されたものなのか、それとも全焼せずに生き残った建造物なのかという論争が起こっていたようです。

1993年には「法隆寺地域の仏教建造物」としてユネスコの世界遺産に登録されました。

奈良・法隆寺の宗旨宗派

法隆寺の宗派は、聖徳宗(しょうとくしゅう)です。聖徳宗の総本山は法隆寺で、小本山が法起寺・法輪寺、門跡寺院が中宮寺です。末寺は29か寺あります。本山寺院である法起寺や中宮寺は、法隆寺同様、聖徳太子が創建したお寺です。
法隆寺は元々は法相宗に属していましたが、1950年に法相宗から独立し、聖徳宗となりました。宗祖はその名の通り聖徳太子で、経典は聖徳太子が撰したとされる「三経義疏」です。

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奈良・法隆寺にお墓はあるの?

お墓はありません イメージ画像

法隆寺にはお墓はありません。墓地や霊園もありません。
元々、法隆寺が属していた法相宗をはじめとする南都六宗(奈良仏教系)の宗派は、葬儀や法事を執り行わないことで知られています。奈良時代から続く宗派は日本に檀家制度ができる前の宗派なので、そもそも檀家を持っておらず葬儀や法要を行うという風習がないのです。
なので、もし法相宗の方が亡くなった場合は、他の宗派のお寺で葬儀を執り行います。お墓についても葬儀を執り行ったお寺のしきたりに従って埋葬するか、もしくは、宗旨宗派を問わない墓地へと遺骨を埋葬するのです。
その法相宗に属していて現在は独立したものの、聖徳宗も同じしきたりでお墓や葬儀を行っていないようです。

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奈良・法隆寺に永代供養はあるの?

永代供養はありません イメージ画像

では、永代供養の方はというと、こちらもお墓と同様、法隆寺に永代供養はありません。法隆寺が以前に属していた法相宗は、檀家制度のできる前の宗派なので、亡くなった後の葬式や供養をするという風習がなかったのです。

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【まとめ】法隆寺にお墓や永代供養はあるの?

いかがでしたでしょうか?
調査の結果、奈良の法隆寺にはお墓も永代供養もありませんでした。昔、法隆寺が属していた法相宗は檀家制度のできる前の宗派だったので、亡くなった後の法要や供養、葬儀も行わない風習だったのです。
奈良県内の有名な観光寺院は、奈良時代から続く古いお寺が多く、法隆寺と同じくお墓や永代供養を持っていないことがほとんどです。
ですが、有名な観光寺院の他にも、奈良県には沢山のお寺が存在します。その中には永代供養ができるお寺も、霊園や墓地があるお寺もありますので、ぜひ一度探してみてください。

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この記事を書いた人

石材店で勤務した経験を活かし、数年前よりお墓と永代供養に関するブログを開設。これまでに500件以上の霊園を巡った経験あり。

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