永代供養の種類について(関西地方)

永代供養の種類について(関西地方)
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皆さんの中には、親御さんから「自分のお墓は永代供養にしてほしい」など言われたことのある方いるのでは?
親の希望に応えるため、ネット検索してみるも、何にでも「永代供養」って書かれている…
一体どれが永代供養なの?と疑問の声も多いと思います。

お墓と永代供養の広告掲載について

永代供養と呼ばれるお墓は、今たくさんあります。

「永代供養」という言葉の浸透によって、永代供養と呼ばれるお墓の形態は、多種多様化してきました。いっぱい種類があって、一体どれがどんな永代供養なのかと本当に分かりにくいです。

永代供養のできるお墓は、大きく4つの形に分けることができます。

永代供養墓は、大きく4つに分けることができます。
  • 石碑タイプ
  • 納骨堂タイプ
  • 樹木葬タイプ
  • 合葬タイプ

親のお墓として永代供養墓を検討されるなら、まず、どのタイプにするかを選択してください。
私は石材店で働いていた時、この4種類に分けて考えることで、それぞれの永代供養墓の特徴・仕組みや費用を整理することができました。それでも全く、永代供養の仕組みが分からない場所へは見学へ行きました。

ネット情報だけでは、家族や親にきちんと説明するのに限界があります。
時間がなくても、実際に見に行くことは、お墓選びにとって重要です。

ここからは、簡単に永代供養の4つのタイプについて説明します。

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石碑タイプ

まずは、永代供養付きの石碑です。
イメージしてほしいのは、一般的な墓石に永代供養が付いたもの、そのままです。
新しく建てた石碑に(もしくは既に建っている石碑に)、お寺や霊園へ「永代供養」を依頼し、供養代を支払う。その代わり、年ごとの維持管理費の支払いが不要、といった永代供養のシステムです。費用感には、普通の墓石を建てるのと変わらない程度です。特に関西では、お骨は骨壺から取り出してさらしの袋に入れて納める風習があるため、石碑タイプの永代供養墓は、何名でも制限なく納めることができます
この石碑タイプの永代供養墓は、お寺が運営している寺院墓地や民間霊園でよく見られ、市町村が管理している霊園や墓地では、あまり見られません。
また、皆さんが選ぶ霊園やお寺によって分かれますが、一度埋葬されたお骨を一定期間(三十三回忌や五十回忌後)が過ぎたら合葬する場合と、一生ずっと石碑という形で守られ続ける場合があります。

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納骨堂タイプ

次に、お寺などが運営している納骨堂タイプの永代供養です。
納骨堂とは、本来、お墓へ納骨するまでの期間、一時預かりの場所として、お寺や市町村が運営するのが一般でした。現在では、「そのまま永代供養してほしい」という方が多くなったため、お寺で永代供養付きのお仏壇に見立てた納骨壇などの納骨堂を運営することが増えてきました。大きな特徴は、室内でお墓参りできること。そして、納めるお骨は「何体まで」と決まっていること
納骨堂タイプは、骨壺のまま納めることが多いので、知らない方と一緒という合葬タイプとは違い、個別で納めることができます。その分、納めるスペースに限りがあるため、人数制限が定まっていることがほとんどです。
上の石碑タイプ同様、三十三回忌や五十回忌という節目の年を迎えたり、最後の名義人が亡くなった場合に、一度納めたお骨を移動させ、合葬タイプのお墓へ再び納めるという仕組みをとるお寺もあります。

親のお墓を選ぶ 永代供養付き納骨堂

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樹木葬タイプ

次に、60代や70代の方に人気の樹木葬というお墓です。
サクラなどの木々の根本に納骨スペースが作られ、その中にお骨を納めるというタイプです。木の根本という決められた浅めの納骨スペースのため、個人やご夫婦といった少人数での納骨しか出来ない場合が多いです。また、石碑タイプや納骨堂タイプに比べると安価な場合が多く、霊園やお寺によっては申込多数ですぐに区画が埋まってしまうこともよくあります
この樹木葬タイプは、納骨スペースが小さいのため、後々に合葬する例はあまり聞かれません。また、都会にあるお寺でよく取り入れている永代供養墓と言えます。「お骨は土に還す」という風習の強い関西でも人気の永代供養墓です。

合葬タイプ

最後は、すでに何度か出てきましたが、合葬(がっそう)・合祀(ごうし)タイプのお墓です。
お骨を共同で納める永代供養墓の形です。
これまで説明した石碑タイプ・納骨堂タイプ・樹木葬タイプは、家ごとやご夫婦ごとといった個別で納めたい方が希望する永代供養墓の形です。合葬・合祀タイプは、墓じまいやお墓を引っ越しする場合や無縁となったお墓の、ご先祖のお骨を納める場所として選ばれることが今、多いです。
市町村や地域の墓地の中、お寺の境内といったあらゆる場所に、建立されるようになってきました。費用は大変安価です。その代わり、一度、合葬・合祀されたお骨を取り戻すことはできません。

このように、永代供養のお墓の形は、上の4種類に分けることができます。

メリットやデメリット、予算によって、まずはご自身(または親御さんやご家族)が、この4つのどれを希望されるのかをしっかり考えてください。

その後は、ぜひ気になる霊園やお寺へ、見に行ってください。


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