「全国の有名寺院にお墓や永代供養はあるの?ないの?」を調査します。今回のお寺は、春の桜の季節に賑わう京都の観光名所【仁和寺】です。御室桜などで大変有名なお寺ですが、仁和寺が何宗のお寺なのか、墓地はあるのか、といったお墓に関する事ってあまり知られていないですね。そこで、京都・仁和寺の見どころと、少し視点を変えて、仁和寺の宗派、お墓と永代供養について調査しました。
このページは、京都でお墓や永代供養を探している、仁和寺に納骨したい、とお考えの方へ向けた内容です。
京都の仁和寺のお墓と永代供養について触れる前に、まずは、仁和寺の基本情報や見どころを紹介します。
京都・仁和寺とは
京都の仁和寺(にんなじ)は、京都市右京区御室大内にある真言宗御室派の総本山寺院です。ご本尊は阿弥陀如来です。開基は宇多天皇といわれています。888年に創建されました。現在は「古都京都の文化財」の一部として、世界遺産に登録されています。
仁和寺は皇室とゆかりの深いお寺、門跡寺院です。出家後の宇多法皇が住んでいたことから、御室御所(おむろごしょ)とも呼ばれています。
御室流(おむろりゅう)と呼ばれる、仁和寺に伝えられている生け花の流派があります。さらに、大手電気機器メーカーとして有名のオムロンの社名は、御室から取っているそうです。
京都の仁和寺へのおすすめの行き方・アクセス方法は、電車です。
最寄り駅である京福電鉄(嵐電)御室仁和寺駅からは、徒歩3分の距離にあります。仁和寺の近くのバス停まで、バスも何本か出ています。
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京都・仁和寺の見どころと特徴
京都の仁和寺の見どころや特徴を紹介します。
まずは、御室桜(おむろざくら)と呼ばれる桜です。御室桜は、京都で最も遅く満開を迎えるという遅咲きの特徴があります。春の桜の時期は御室桜を見るために、仁和寺に多くの観光客や参拝客が訪れます。
仁和寺の見どころ2つ目は、五重塔や二王門といった建造物です。仁和寺は道路に面する二王門から入ると、境内に国宝の「金堂」、重要文化財の「五重塔」「御影堂」「観音堂」などがあります。皇室とのゆかりが深いため「仁和寺御殿」といわれる御所風建築物もあります。
京都・仁和寺の歴史や伝説
京都の仁和寺の創建のきっかけは、886年に光孝天皇が西山御願寺と呼ばれる一寺の建立を発願したことでした。光孝天皇は崩御されたため、次の宇多天皇が遺志を継ぎ、888年に仁和寺を創建しました。光孝天皇は後に出家し仁和寺第1世宇多法皇となり、以後、皇室出身者が仁和寺の代々住職を務めます。平安時代から鎌倉期には門跡寺院として最高の格式を保ちます。
しかし、1467年に起こった応仁の乱で、仁和寺のほとんどが焼失します。本尊の阿弥陀三尊、什物、聖教などは院家の真光院に移されて今に伝わっています。
応仁の乱から160年後、仁和寺の第21世覚深法親王が徳川幕府三代将軍の家光に対して、再興を申し入れ、承諾されて再建されます。
さらに、昭和時代に入ると、仁和寺は真言宗御室派の総本山となります。1994年には「古都京都の文化財」としてユネスコの世界遺産に登録されます。
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京都・仁和寺の宗旨宗派
京都の仁和寺は、真言宗御室派の総本山寺院です。古義真言宗に属します。ご本尊は阿弥陀如来です。宗祖は弘法大師空海で、派祖は宇多法皇です。
京都・仁和寺にお墓はあるの?
「お墓」と一括りに言っても、お墓には色々な種類があります。最も一般的なのが、墓標に石を建てて石の下に埋葬する墓石タイプのお墓です。そしてその次に、建物の屋内に遺骨を収蔵する納骨堂タイプのお墓、墓標に木を植えて周りに埋葬する樹木葬タイプのお墓、複数の遺骨とともに共同で埋葬する合葬合祀タイプのお墓などがあります。ここでは、上のいずれかのタイプのお墓が、京都の仁和寺にあるのか、ないのかを調査してまとめています。
結論を言いますと、京都の仁和寺にはお墓があります。墓石を建てられる普通の墓地や、合葬合祀タイプのお墓もあります。
仁和寺の墓地を御室霊園(おむろれいえん)と呼びます。御室霊園はお寺の東側に隣接しています。本山寺院墓地では珍しく、宗旨宗派問わずに申し込むことができます。御室霊園の墓地の使用料は、1聖地(90cm×90cm)で100万円~です。
また、仁和寺の合葬合祀タイプのお墓を、御室廟(おむろびょう)と呼びます。1霊位あたり25万円で納骨できます。屋外の合祀墓に納骨されます。
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京都・仁和寺に永代供養はあるの?
永代供養とは、様々な理由でお墓参りにいけない遺族に代わって、お寺や霊園が遺骨の管理と供養をしてくれることを言います。ここでは「遺骨」と言いましたが、お寺が表現する永代供養の中には、遺骨に対する供養に限らず、位牌などの故人を象徴するものに対する供養を指すことがあります。すなわち、お寺に永代供養があるという情報だけでなく、その永代供養が、遺骨を納骨できるタイプなのか、位牌のみのタイプなのかも確認する必要があります。
結論として、京都の仁和寺では永代供養ができます。上で紹介した合葬合祀タイプのお墓、御室廟は永代供養がついています。また、遺骨の永代供養だけでなく位牌の永代供養を行うこともできます。宗旨宗派を問わずに申込みできますが、納骨後の供養は、仁和寺の儀式に従って行われます。
京都の永代供養をお探しで、墓じまいやお墓の処分をお考えの方には「墓石ナビ」をおすすめします。無料で複数の石材店の見積もりを依頼することができます。
【まとめ】仁和寺にお墓や永代供養はあるの?
いかがでしたでしょうか。
結果として仁和寺には、御室霊園と呼ばれる普通の墓地も、御室廟と合葬合祀タイプのお墓がありました。御室廟は永代供養もついていて、跡継ぎがいない方も申し込むことができます。さらに、宗旨宗派を問わないのでどなたでも申込みができます。
京都市右京区周辺でお墓や永代供養をお探しの方は、ぜひご検討ください。
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